佐久の山荘

建設地:長野県佐久市
用途:別荘
施工:五月女建設
敷地面積:322.18㎡
建築面積:56.57㎡
延べ面積:65.26㎡
構造規模:木造/地上2階地下1階

軽井沢で永く別荘生活を経験してきた建て主は、よりコンパクトでメンテナンスの楽な別荘を求めていました。敷地として選んだ佐久は、軽井沢より標高が低い分気候が穏やかで乾燥していますが、北斜面の敷地に埋まらないように用心して鉄筋コンクリートの地階を造りそのうえに木造の軸組を載せました。外壁はキツツキによる被害を避けるため金属板にしていますが、足場が無くともメンテナンスができる部分の外壁に木を使っています。電熱床暖房用潜熱蓄熱体を床下に敷並べ、石油ストーブの排熱を煙突で回収して床下に吹き込み床暖房をしています。 郵便ポストは、建て主が現場の端材を使い1/30ぐらいで器用に作られた建物のミニチュアです。竣工直後の少しとげとげした雰囲気のする建物が、飾られた絵画や小さなオブジェで生き生きと見えてくるのは毎度ながら不思議で、あらためて住宅は住みこなされて完成するということを実感します。

写真撮影:koshimizu susumu ©